イランのイスラム教
イランのイスラム教徒は一般にシーア派と呼ばれ、アラブ圏の多数派であるスンナ(スンニー)派に比べると、純粋志向が強く、その信仰は強固、激烈といわなければならないでしょう。
シーア派は、ムハンマド(マホメット)の死後、4代目のカリフとなったアリーが暗殺されたあとに、アリーの子孫のみを正当なカリフとすると主張した「アリーの一派」のこと。
イスラム圏全体では少数派ですが、イランではシーア派が絶対多数を占めています。
シーア派のイマーム(最高指導者)は、現在の世界は異教徒、なかでもキリスト教徒によって汚されていると説きます。
パフレヴィーも、イラクのフセインも、聖地メッカの守護者サウド家も、エジプトのムバラク大統領も、キリスト教徒の悪魔の国アメリカに魂を売り払った連中であるから、彼らと戦うのは聖戦であるというのです。
同じイスラム社会といっても、エジプトとイランではまったく違います。
宗教というのは、純粋であればあるほど、ほかの宗教との共存を許さなくなりますから困ったものですね・・・。
